2020年1月、中国武漢に端を発したコロナウィルス(Covid-19)がフィリピンに及ぼした影響は計り知れません。
かくゆう私も、やっとのことでフィリピン駐在を果たし、フィリピーナとの恋愛をエンジョイし始めたばかりだったのに、今となっては夢のように崩れ去ってしまいました。
改めて中国政府に最大限の不満を表明しつつ、フィリピン国内のコロナ禍の状況を振り返ってみました。
2020年1月
1/30(総感染者1)
- フィリピン初の国内感染者が出る。
- 中国国籍38歳女性のコロナ感染を確認(中国武漢への渡航履歴あり)。
1/31
- ドゥテルテ大統領が中国本土、香港、マカオ渡航禁止措置を発表。
2020年2月
2/2(総感染者2)
- コロナ感染の中国国籍38歳女性の夫44歳中国人男性も感染確認。
- フィリピン国内で初のコロナ感染(死亡:中国以外の国の死亡者としては世界初)
- フィリピン政府は確認の翌日、中国湖北省からの渡航を禁止
2/5(総感染者3)
- 中国籍の60歳女性がフィリピン国内で感染(中国武漢からの渡航歴あり)
2020年3月
3/5(総感染者4)
- フィリピン国内初のフィリピン人感染者(日本への渡航歴あり)
3/6(総感染者5)
- フィリピン国内初の海外渡航履歴の無いフィリピン人の感染を確認(66歳男性)
3/7(総総感染者6)
- 前日に感染が確認された66歳フィリピン人男性の妻の感染も確認
3/8(総感染者10)
- 大統領が「公衆衛生上の緊急事態(STATE OF PUBLIC HEALTH EMERGENCY)」を宣言
3/12(総感染者52 / 総死亡5)
- フィリピンのドゥテルテ大統領により同年3月15日から4月14日の間、メトロマニラからの陸、空、海の全てで人の移動制限(コニュニティー隔離措置=ロックダウン)を発表。
- 同時に小自治区であるバランガイ、モリシパリティ、プロビンスで感染者が2人以上の場合は独自のコミュニティ隔離が推奨された。
- コロナ感染が確認されている国からの外国人の入国が禁止。
3/15(総感染者139)
- 3/15~4/14までメトロマニラのロックダウンが始まる。
- マニラ空港が閉鎖。
- ダバオ地方で初の感染者確認
3/16(総感染者142)
- ドゥテルテ大統領が国家非常事態(STATE OF CALAMITY)を宣言。
- ロックダウン地域をメトロマニラからルソン全域に拡大し、ECQ(Enhanced Community Quarantine)実施を発表。
- 非常事態宣言は3/17より6ヵ月間有効(9/16まで)
- ルソンからの出国は72時間以内であれば可能との情報
3/17(総感染者178 / 総死亡12)
- ルソン全域のECQ開始。
- 不要不急以外の外出禁止に伴い学校閉鎖、事業も営業禁止
3/18(総感染者201)
- セブで初感染者を確認(マンダウエ市)
3/19(総感染者217)
- 外国人向けの各種ビザ発行が停止
3/24(総感染者550)
- ルソン各地での感染が拡大
3/25
- フィリピン共和国法11469号施行
3/27(総感染者806)
- 1日の新規感染者が初めて100人を超える(102人/日)
3/28(総感染者1073)
- 国内総感染者数が1,000人を超える
2020年4月
4/2(総感染者2630 / 総死亡107)
- 総死亡者が100人を超える(107人)
4/5
- ドゥテルテ大統領が公衆衛生従事者に特別危険手当の支給を発表
4/7(総感染者3759)
- 4/15が期限だったルソン全域のECQを4/30まで延長が発表される
4/13
- マカティ市が公共の場でのマスク着用義務化条例承認。
4/14(総感染者5216 / 総死亡335)
- 国内総感染者数が5,000人を超える。
- 低所得者に加え中間所得層労働者に2回の金銭援助を決定(1回5000~8000ペソ)
4/24(総感染者7174)
- ドゥテルテ大統領が5/15までのNCR地域のECQ延長を発表。
- NCR以外は5/1からGCQ(緩和されたコミュニティー隔離)に移行を発表。
2020年5月
5/1(総感染者8744 / 総死亡607)
- ハイリスクエリア(メトロマニラ、中部ルソンエリア、バギオ、イロイロ、セブ市、ダバオ市など)でECQ継続。その他の地域はGCQへ移行。
5/5(総感染者9654)
- マニラ市長は「5/15までのECQが再び延長される場合、マニラは経済的に耐えることが出来ない」との声明を発表(We are running out of blood. It is already infected..)
5/7(総感染者10309)
- 国内総感染者数が1万人を超える
5/14
- フィリピン人海外労働者(OFW)の海外就労制限の解除
5/16(総感染者12258 / 総死亡817)
- メトロマニラ、アンヘレス、ラグナ州、ブラカン州、パンパンガなどをMGCQへ変更。
- セブ市、マンダウエ市は5/31までECQ延長、その他の地域はGCQへ移行。
5/20(総感染者13169)
- DOHがフィリピンは現在第2波の渦中であると発表
5/29(総感染者16562)
- 1日の新規感染者が初めて1000人を超える。
5/31(総感染者18002 / 総死亡957)
- 6/1からルソンエリアをECQからGCQへの変更が発表される。
2020年6月
6/7(総感染者21777 / 総死亡1003)
- フィリピン国内の総死亡者数が1,000人を超える
6/16
- セブ市で感染拡大。6/30までGCQからECQに強化。
- NCRはGCQ継続。
2020年7月
7/1
- 7/15までメトロマニラはCGQ継続、セブ市もECQ継続が発表される。
7/7(総感染者47034)
- フィリピン人の海外渡航制限が解除
7/14(総感染者56674 / 総死亡1603)
- メトロマニラの病院が新規感染者の受入れ不可を発表。
- 他地域でもコロナ病床占有率が警戒領域に達する
7/16
- セブ市がECQ->MECQに緩和。メトロマニラは2週間のGCQ延長。
- ラグナ州、カビテ市、マンダウエ市、などはMECQ->GCQへ緩和。
- その他はGCQ->MGCQへ。
- 8/1から移民ビザを所持している外国人の入国が認められることが発表される
7/27(総感染者81136)
- ドゥテルテ大統領は8/24から段階的に再開予定だった学校を、ワクチンが実用化されるまで対面式の授業の禁止継続を発表。
2020年8月
8/1(総感染者97231)
- セブ市がMECQ->GCQへ緩和。
- メトロマニラは引き続きGCQ。
- 条件を満たすビザを持つ外国人の入国受入れ開始。
8/2(総感染者102144)
- フィリピン国内の総感染者数が10万人を超える
8/3
- フィリピン運輸省は8/15から公共交通機関を利用する際のフェイスシールドの義務化を発表。
8/4(総感染者111231 / 総死亡2114)
- 1日の新規感染者数が5000人を超える(5939人)
- 医者からの要請を受けて、メトロマニラ、ブラカン州、カビテ市、ラグナ州、リサール州が8/18までの2週間GCQ->MECQに検疫レベルを強化。
8/6(総感染者118131)
- フィリピンが東南アジアで感染者数トップになる。
8/10(総感染者135525)
- ロシアが開発中のワクチンの副作用を確認するためドゥテルテ大統領は最初に自らが接種すると発言。
8/19
- メトロマニラ、ブラカン州、カビテ市、ラグナ州、リサール州が2週間のMECQ->GCQへ。
8/26(総感染者202109)
- フィリピン国内の総感染者数総が20万人を超える
2020年9月
9/1(総感染者224043 / 総死亡3596)
- メトロマニラはGCQの延長、イリガン市はMECQへ強化。
- ブラカン州、バタンガス州、タクロンバン市、バコロド市以外はGCQ->MGCQに緩和。
9/5(総感染者234398)
- フィリピン国家警察がSNSにてコミュニティー隔離の違反者を取り締まることを発表。
9/18(総感染者279526 / 総死亡4830)
- ドゥテルテ大統領が国家非常事態宣言を2021/9/12まで1年間の延長を発表。
9/20
9/19までの統計データ(フィリピンDOH)
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では。