フィリピーナの彼女達に掛けられない言葉
9月末までGCQが延長されたものの、外出規制が緩和されたり、マラテのKTVがレストランとして再開したりというニュースが相次いで入ってきており、マニラは動き始めた様なイメージがありますが、夜の世界のスキルしか持たないKTV嬢達にとっては、地獄が続いているようです。
私としてフィリピーナ の彼女達に出来る支援が尽きてしまったので、
How are you
という言葉さえも送るのに躊躇してしまうほどです。
ましてや
仕事は見つかった?
なんて言葉は彼女達に私の支援を期待させてしまうので、日本に帰ってきて支援資金が枯れてからは、Jiちゃん以外の2人には禁句にしてました。
Jiちゃんは本気で仕事を探してた
Jiちゃんの田舎はルソン島ではありますがだいぶ北の方で、バスを乗り継いで12時間以上かかる所で、そこに息子と両親が暮らしています。
そんな田舎町で家族を養える仕事が見つかるとは思えないという理由で、Jiちゃんはロックダウン直後から色んな職種への面接をしてました。
- 大手スーパー
- 食堂
- 事務
- モールの各店舗
KTVを辞めてから勤めていたコールセンターからも仕事再開日の前日に
仕事の再開は未定
との通知を受け、途方に暮れ落ち込んでいたJiちゃんを少しの経済支援と言葉で励まし続けました。
その甲斐あって、そして以前のコールセンターの経験が幸いして超有名通信会社のコールセンターの研修を受ける事が出来る事となりました。
Jiちゃんにとってはコールセンターという仕事の経験は1ヶ月程度しか無かったので、ましてや大企業のコールセンターの研修はホントにキツく、この間も弱音を吐くJiちゃんを励まし続けました。
つい先日やっと1ヶ月の研修期間が終わり、私的には正式採用に進むのかと思ってたんですが、そうではなく、暫く仕事をしてから採用が決まるようです。
フィリピンでは半年以上在籍の社員を簡単にクビに出来ない法律がありますから。6ヶ月は試用期間として働いてもらい、半年後に正式採用を決めるという方式なんでしょうね。
そんなこんなでJiちゃんは楽しそうな職場の写真を送ってくれていて、大分痩せてしまっていた体型も膨らみが戻った様に見えボサボサだったヘアも以前のサラサラヘアに戻っています。
このまま日々勉強と経験値を積んで半年後に正式採用になれるように私としても最大限の心の支えになってあげたいと思っています。
では。